大澤: | 今、突然思い返してたんやけどな、あの、みんなで酒飲むなんてことあったか? あの例えばね、会議終わったから、酒呑みにいこやーってちゅうそれあったかな? |
下村: | 飲みたいなってという感じはあったけども・・ |
大澤: | あぁ、大原さんおったら飲まれへんのんか。 |
下村: | 大原さんがおったら飲むわけにはいかん・・飲んだらやっぱりちょっと。 |
大澤: | 今ふと考えたら、こんなメンバーで飲んだ記憶が全然ないからね。そういうたら、飲む訳にはいかんわな。 |
【大原さんはお酒が好きだった】 | |
本多: | 酒のためやったら、どんな努力もできるんだって。 |
衣笠: | 電話番号聞いて、テープに入れて、出前頼んで、出前頼んだものを食べんとビールを・・ |
本多: | そうやったな。だから酒屋とか全部回って、みんな一緒回ったやんか。 大原さんから注文きても酒持ってこないでくださいって言うて。 |
杉本: | すごい頭回ったんやね、注文した料理と一緒にお酒を。 |
本多: | 私何回目かに食堂みたいなんあったやろ? 大原さんワァァって言うから、迷惑して、はよ帰っていう感じやけど、 最後のほう、あそこのおばちゃんに飲んだくれのお父ちゃん抱えて大変やなぁ、頑張りやぁって。 お父ちゃんちゃうねんけど。 |
大澤: | 傍目にはそう見えるんやな。 |
杉本: | 足の自由がきかないから・・飲まないとやってられへんから、そんなこうストレスを。 |
武田: | 大原さんには分からへん難しい言葉が飛び交う長時間の会議で、しんどかったと思うよ、その時分。 |
杉本: | 分からんもう、難しいから。 |
【支援する会がないと裁判はできなかった】 | |
大澤: | あんたらはな、僕ら弁護士とは立場ちゃうねん。 あんたらは一生懸命やってたと思うわ。もうよくまぁ、大原さんて、あぁいう人やんか。よう付き合うてはんなぁ、エライなぁと思ってね、俺らはでけへんなぁて、下村も思ってたと思うわ、きっとそういうこと。 僕らと関わり方が違うねん。 僕らは、裁判というその一点だけで大原さんと繋がってるだけやもん。 あんたらは違う。 大原さんを支えて、裁判ができるようにしてくれたんや。そら、あんたらとは色々喧嘩もしたけどね、言い合いもしたことあるやろうけどね。あのやっぱり、素晴らしいというより、エライなっちゅう感じやな。君らおれへんかったら、裁判、でけへんかったんやから、実際ね。最初からでけへんし、途中でおらんようになってもでけへんかったやん。そら、皆さんよう頑張りはったと思いますよ。 |
【高木弁護士はどうしてる・・】 | |
杉本: | 高木弁護士さんは一生懸命やってくれてたの、交流あるんですか? |
下村: | あるよ、今僕が大阪パブリックの所長やけど、神戸兵庫パブリックの所長やってたよ。 |
大澤: | 彼あれやんか、あの例の尼崎かどこかで何人も殺して捕まって、自殺した・・ (注:尼崎の角田美代子のことを言っている) |
本多: | 最近テレビでちょろちょろ見ます。 |
下村: | 難しい刑事事件は兵庫では彼や、大阪では僕や。 |
大澤: | 女の人がおって5人も6人も殺したやんか。同居してて。 |
下村: | 殺したかどうかも分からないっていう・・ |
大澤: | その女の人の顔な、被疑者、顔見とったらね、えー、これ誰が弁護士やってんのんかと思ったら、 その時、高木君がやな、弁護人やいうことで喋っててん。 ほんでもう、俺、こんな人の事件やんのん、ほんまエライと思うわ。俺なんか、絶対、ようせん。 |
杉本: | 私も思った、すごいわと思って。 |
大澤: | あれノイローゼになるで、あれ、あぁいうのんに付き合うてたらな。 死にはったけどな。 他に誰か、なんか本来ここ出てくるべき人で来てない人、いてないか? まぁ、楠さんの話も出た、上埜さんも出た、他誰かおるかな。 |
杉本: | 和歌山のユミネさん。 |
発言者不明: | 一生懸命大原さんの介護してて、もうほら段々・・ 介護者いなくなると、ユミネさんに・・ |
大澤: | 彼女ほんで今何してんの? みなさんによろしくって。 (注:なお、ユミネさんの他に、聴覚障害の永井哲(旧姓・倉田)さんも日曜午後の会議にほぼ毎回出席し、裁判の手話通訳を裁判所に要求しており、支援の会の重要なメンバーであった) |
【あまり会うことはない・・】 | |
下村: | 僕は大澤さんとはしょっちゅう会ってあってるけど、皆さんもしょっちゅう会ってると思ってたんだけども、皆さんも何十年ぶりか? |
杉本: | 会ってない全然。だって遠いでしょ神戸、ねぇ。 六甲の山で衣笠君に会った、違う? |
衣笠: | いや会社のすぐ近くで。 |
大澤: | しかし、話してみると、みんな温厚になったなぁ。 昔は尖ってたで、やっばり。 |
下村: | 大澤さんと喧嘩したっていう思い出あるけど、ほとんど大澤さん窓口でやってたんやな。 喧嘩というか対立したり言い合いしたり。 |
【一審判決、拍手の法廷。しかし、判決の中身が・・】 | |
大澤: | 一番ええと思ったことがあんねん。一審判決で判決は理由なんか言わへんねん。被告は原告に対して金なんぼ支払え、理由いっこもなしや。それで裁判所パッと退廷してしまうねん。 その時にな、傍聴席から拍手が起こってん。 あれは裁判所に対する、ありがとうございます、弁護士ありがとうございます、そう意味の感謝やと思たんや。 ところが、いざ、判決取り寄せてみたらやな、運転手に落ち度があったっちゅう判決やったから、出しやがったからやなほんで、もう一つ言うてしまうとね、一審が運転手の過失で勝ってん。 それでセクト連中から、なんでそんな勝ち方したんやと。 次に何が起こったかというと、こういうその判決を出すということは当然、そういう主張をしてるであろうと。 殆どしてないねん、一行だけ、一行だけ、そういう趣旨に取れる部分があってん。 僕らは運転手の過失なんて、もう一切言うてないんやけどね、取りようによったらね。 |
下村: | してないやん。 |
大澤: | 運転手ちゃんと見てなかったんではなかろうかってなことを一行だけあってん、ほんまに一行だけ。それが判決でとりあげられてん。 |
下村: | 僕あれやで、国労本部やったか、当時のミヤケシュウイチ本部長さん何人も会いに行ったで、そのほんとうに怒っとったで。 |
大澤: | そうか、動労か国労か知らんけれど怒られたけどね、一審判決に関して言うと、非情にクレーム来てん。 俺もそういう運転手の過失で勝ったと思ってへんから、判決を見るまではやな、ごっつ喜んでてんね。 ただ、あの時の拍手いうんがね。 |
下村: | 結論だけに拍手するねん。 |
大澤: | あの拍手はやってる人間としてはね、本当に嬉しかったわ。 あぁ、この事件をやって本当に良かったと。 |
【控訴審判決で点字ブロックの施設が加速した】 | ||
下村: | 高裁はどうやったん? | ![]() 控訴審判決を報じる朝日新聞の記事及び判決文 |
大澤: | 高裁は判決なる前にパッと内容が分かったからな、もう思ってる通りの判決やからね、 ええ判決やで、非常にええ判決。 あれで一挙に点字ブロックの設置が加速したんやと思うねん。 だって国鉄に設置義務はあるっちゅう前提で書いてあるんやから、あれは。 特定の駅だけやない、福島駅のような近くに盲人施設のない、視覚障害者が降りたかどうかわからんような駅でも、似たような状況の駅やったらみんな付けんといかんわと。 しかも地裁で勝ったんちゃうねん、高裁で勝ったんや。そういう地裁と高裁の違いって物凄い歴然とあるやんか あれは非常にええ判決やから、最高裁でひっくり返されたら困るから和解しようぜと俺はそう思てたけどね。 |
|
それでまた、今度は支援者と喧嘩なったんやけどな。 | ||
【最高裁の口頭弁論の開催・・支援との議論】 | ||
下村: | それ誰と喧嘩したん?喧嘩した覚えがないねん。 | |
大澤: | 東京で最高裁の弁論の日の前日に支援者と会議開いてん。東京で前日、覚えてへんか? | |
下村: | 全然記憶ないわ | |
大澤: | あぁそう。 | |
下村: | 高裁でこっちが勝った判決で、最高裁で弁論開きますいうことは、判決をひっくり返すいうこと、100%ひっくり返すいうことが、弁護士にはわかる。 せっかくいい判決出してくれたのに、それが否定されるということや。 で、みんなにも分かって欲しい訳やん。 その時に、この訴訟だけやなく、将来のことを見据えて議論したかったんやけどね。 それでまぁ議論はしたけど。 |
|
次の頁へ | ||
5頁目 |